グラフィックボード換装 NVIDIA GTX550Ti から GTX960に 問題発生 →解決!

グラフィックボード換装 NVIDIA GTX550Ti から GTX960に 問題発生 →解決!

キーワード: 「グラボ交換」「問題」「ブラウザ不具合」「固まる」「他は正常」「ブラウザだけ」

かなりいろいろ調べても同様の症状の生地がなかったため、シェアいたします。

 

 

2011年製 NEXTGEAR-MICRO i500BA8-DN

約6年前のマウスコンピュータ ゲーミングモデルです。
当時かなりのマシンスペックを必要としたドラゴンネスト推奨モデルでした。

しかしながら時代の流れとともにいつしか3Dゲームを走らせるには段々とスペック不足になってきていました。
また、5年も使用しているため、クーラーを始め各部の劣化が気になってきたいたところでもありました。

今回はパソコン自体には異常はありませんが、現在使用中のGTX550Tiに不具合が出る前に予備機として
保管するために、GTX960に交換しました。

 

 

交換前スペックは以下

NEXTGEAR-MICRO i500BA8-DN(64bit)

OS Windows 7 Professional/64bit

CPU Core i5 i5-2400

CPUクーラー Liquid Cooler   545LC

メモリ DDR3 SDRAM PC3-10600 4096MB(4GB) × 2

Cドライブ 2.5inch SATA Ⅲ 250GB SSD /MLC
Dドライブ 3.5inch SATA III 500GB 7200rpm

グラフィックボード GeForceGTX550TI PCIe 1GB /DVI

ATX電源 24pin 500W /80+Gold

モニタ 21.5型ワイドLCD/1920×1080/BK   PLE2208HDD

 

交換前に症状はなかったのですが、5年使ったグラボということ、
グラボ自体はが故障するとオンボードの出力はあるとはいえ、かなり効率が下がるので
交換ということにしました。

ちょっとニーアオートマタもやってみたかったというのも・・・

 

 

さて、グラボ交換にあたってよく注意した点は下記です。

・現在のスペックからどのくらいの効果が期待できるか
・マザーボードに接続は可能か
・電力は大丈夫か
・5年前のパーツ群にも対応しているか
・コネクタの形状、位置は共用範囲か
・値段
・同系統の実装事例はあるか
・情報がよく出ているか
・サイズはケースに収まるものか

以前やったクーラー交換と違い、グラボの交換はハードとソフトの関連が強くなります。

相性問題などがあるように、グラボは繊細なパーツです。

専門家でない限りはトラブルシューティングができるようにかなり調べておいたほうがいいです。

 

 

というわけで事前に下調べをしました、すると下記2サイトにて似た環境での実装例がありました。

『PSO2 for 咲夜』
http://sakuyagh.blog.fc2.com/blog-entry-20.html
GTX550Ti → GTX960(MSI) への換装(Windows7 64bit、550Tiからの換装、PC内部構成が似ている)
『日曜研究室』
https://peta.okechan.net/blog/archives/3445
GTX550Ti → GTX960(ZOTAC) への換装(64bit、550Tiからの換装、メモリ8GB、corei5)

ある程度似た環境での成功例があるのはやはり安心感が違います。

 

というわけで、値段を調べつつ、同系統のGTX960のグラボとしました。
970も若干考えたんですが、不具合令の報告があったので避けました……

 

で、メーカーなんですが、安さ重視でZOTACにしようかと考えていたところ、
ツクモさんで型落ち品が15000円で売り切り特価販売されていました・・・!

前は3万前後の品だったのを考えると型落ちといえど、お得ですよね……

 

というわけでこちらにしました
ZTGTX96-4GD5R01/ZT-90308-10M

NVIDIA GeForce GTX 960搭載

セミファンレス仕様のオリジナルGPUクーラーを搭載
コアベースクロック 1,177MHz
ブーストクロック 1,240MHz
メモリクロック 7,010MHz
4GB GDDR5 128bitメモリ搭載
DisplayPort×3、HDMI、DVI 映像出力端子装備
ボード1枚で4画面出力が可能
自動オーバークロック機能「GPU Boost 2.0」に対応
NVIDIA Dynamic Super Resolutionテクノロジーに対応
NVIDIA G-SYNC、GameWorks、GameStreamに対応
DirectX 12、OpenGL 4.4をサポート
独自のオーバークロックツール「FIRESTORM」付属

 

GTX960に4GBというなんともオーバースペックな内容のボードですが、
3.5GB問題などで敬遠されたというグラボです。

 

 

強力な負荷環境で 使う予定でもないので、お安くハイスペなこちらにすることにしました。
(ハイスペックですが、うちのマザーボードがPCIe2.0なので、3.0対応のグラボではありますが、若干ボトルネックです。)

ツクモショップ GTX960 型落ち品セールで検索!

 

 

実際に購入後、取り付けにかかります。

以前つけていたGTX550Tiは6PINシングルの補助電源、GTX960は8PINのシングルです。
幸い、6PIN+2PINのコネクタ構成の電源だったので、変換器なしで接続できました。

しかし、コネクタ位置が横向きから縦向きに変わったので、ケーブルの取り回しを少し変更することになりました。。。
コンパクト~ミドルのPCケースではここへん結構重要なので写真などで分かる部分はしっかり確認しといた方が良さそうです。

サイズは550Tiと大差なく、スッキリ収めることが出来ました。

とここまでは順調でしたが、ドライバ周りで表題の症状が発生し、苦労しました。。。

 

 

 

☆問題発生時の症状

まずは取り付け前に550Ti関連のドライバをアンインストールしていきます。
メインディスプレイが消え、オンボードのサブディスプレイのみの出力となります。

こういうときはディスプレイが2枚あると便利ですね。

その後、シャットダウンし、グラボの付け換えをします。

取り付け前が同じGTX系列なので、ドライバを入れずとも立ち上げ後、メインディスプレイで表示され、
良かったと、安堵して、最新ドライバを入れて完了!

うまくいったかどうか、ベンチマークソフトなどを回して高スコア・高FPSが出て喜んでました。

・・・と、ここまでは良かったのですが、その後問題がでてきます。

 

症状は「ブラウザ類がやたら遅い」「ブラウザ立ち上げ中に操作するとブラウザフリーズ」「唯一IEのみやっとこさ使える状態」
と言うものでした。

 

対象のブラウザは「グーグルクローム」「Firefox」「インターネットエクスプローラー」です。
「OPERA」もありますが、古いブラウザだからか、影響はあまりなかったです。

ブラウザ類はパソコンで最も使うアプリケーションの一つなので、
大いに困りました。。。

 

結果的には最新版のGforceドライバ Ver 382.05 がすべての元凶でした。

 

これにたどり着くまでに

・ハードウェアアクセラレーションの不具合
・DirectXのバージョン
・Nvidiaコントロールパネルの設定
・各ブラウザの再インストール
・ドライバのクリーンインストール

などを試して、改善されず途方にくれていました。

 

もう全くわからないので最終的にセーフモードでちゃんと動くか検証した際にやっと判明しました。

セーフモードでは全く支障なく動きました。

しかし通常の起動では症状が現れる。。。

つまりセーフモードでは読み込まれていないGforceドライバ類が原因だったのです。。。

 

そこでGforceドライバのみをセーフモード上で
「削除→再起動(ロールバック用のドライバが自動インストール)→削除→再起動・・・」
を繰り返してロールバックバージョンのドライバをすべて削除しました。

 

削除した対象のドライバは「Nvidiaグラフィックスドライバー3XX.XX」というもの。
コレだけをしつこく削除します。

 

そして通常の起動をすると……
グラボ標準の最低バージョンのドライバで起動されますので、症状が出るかを確認。

結果、症状は全く出なくなりました。

最新のドライババージョンがまさかの致命的不具合の原因とは……

現在はフォーラムにて安定と噂のある「378.92」を入れて安定稼働しています。
(もちろんGforceExperienceの最新ドライバの案内通知は削除)

問題は意外と近いところに潜んでいるもんですね。。。
もし同じ症状が出た方がいましたらお試しあれ。